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hinasoyo blog

働き方論から恋愛論まで。日々の雑感も含め、専門領域を超えて幅広く発言して行きます。

まず、自分の居場所を愛そう。そして、より良く変えよう。それでもダメなら、次に行こう。~「積極的“現状肯定”マインド」と「消極的“現状否定”マインド」と~


 ずーっと自分の所属する会社や組織の悪口を言っている人がいる。上がダメだ、分かってない、若いモンは使えない。では、その人がそのダメな現状を変えるために何かしているか、と言えばほとんど皆無だ。少しくらいなら“お決まりの愚痴”で仕方がないとも思うが、中には所属する会社をあまりにも激しく非難するので、「今すぐにでも辞めてよそに移ればいいのに」と言いたくなるケースもある。
 
 僕はこういう態度を、「消極的“現状否定”マインド」と呼んでいる。このマインドを強く持つ人は、会社だけではなく、妻の悪口を言い、自分の子供が気に入らず、ご近所も最悪で、親戚にもろくなヤツはいなくて、世の中はバカばっかりだ、と感じてしまう。
 
 一方で、そういう悪口を一切言わない人がいる。むしろ、所属する会社や組織のいいところを誉める。そしてもし改善すべきことがあると感じれば、上司や周囲に働きかけたりプロジェクトを推進したりして、改善 / 改革に取り組む。もちろん改善や改革は簡単ではないので、上手く行かない場合も多い。そうした場合は時に、さっさと転職を決めて次のステージにチャレンジしたりする。
 
 僕はこういう態度を、「積極的“現状肯定”マインド」と呼んでいる。
 
 「現状肯定」という言葉はともすると、悪いニュアンスを含んでいる。進歩につながらない。今のままで良いというのか。それに対して「現状否定」は、時に良いニュアンスを放つ。進歩の種。そうしてこそ、より良い個人、より良い会社、より良い社会が生まれるのだ、と。
 
 確かに人類は、そのようにして「現状否定」から進歩を生んで来た。しかし、こと個人の人生に立ち返ると、「現状否定」から何かを生み出すにはまったく至らず、「現状否定」にまみれて、「現状否定」にからめとられて、不本意な毎日を送ってしまう危険性の方が大きいように思う。これが、“結局のところ消極的だ”という意味での、「消極的“現状否定”マインド」だ。
 
 これに対して、大きな意味での「現状」は肯定し、承認し、受け入れて、なおかつその中で最善を尽くそう、もっと良くしようと頑張る人は、「積極的“現状肯定”マインド」を持つ人だ。この人たちは、けっして現状に甘えて何もしないのではなく、現状を愛し肯定しながらも、積極的に前進に関わろうとする人々だ。
 
 この「積極的“現状肯定”マインド」さえ持っていれば、人生、たいていのことは、何とかなるのではないか、とさえ僕は思っていて、そう行動するように努めている。
 
 夢と現実。希望と失望。憧れと実際。そういった事柄達に折り合いをつけて行くのは、けっして簡単じゃない。基本的な対処の仕方を間違えると、我々は簡単に「消極的“現状否定”マインド」にからめとられて、「俺にだってさ、夢くらいあったんだよ、昔は」などと飲んだくれてクダをマク日々を送るはめになる。
 
 Aという希望が実現されず、Bという次善の希望が目の前にあるのならば、いったんBに浸って積極的に頑張ろうじゃないか!というのが、「積極的“現状肯定”マインド」の教えだ。繰り返すがこれは何ら妥協的で駄目な態度ではないし、将来において「結果としてAよりBが良かったよね」ってことだって十分にあり得る。僕は何度も何度も、そういうことを経験したり、見たりしている。
 
 ボブ・マーレーの歌に、こんな歌詞がある。Love The Life That You Live, Live The Life That You Love(いま過ごしている日々を愛そう。そして、それはつまり、自分が愛せるような日々を過ごすことでもある)。天才だと思う。僕が伝えたいことは、まさしくそのことだ。
 
 ね、あなたの奥さんを(旦那さんを)、お子さんを、ご近所さんを、所属する会社を、住んでいる場所を、就いている職業を、まずは「いいねぇ」「悪くないねぇ」と思うことから!
 
 そして今、Aという希望が実現されず、Bという次善の希望が目の前にある人は、まずはBでとことん頑張ってみましょう。ね!
 

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